糸島に伝わる伝統野菜「芥屋かぶ」

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By Joji

今回ご縁があって頂いた糸島の伝統野菜「芥屋かぶ(けやかぶ)」の種まきを地域の方のご指導のもと行いました。

今年の9月5日の糸島農業高校の種まき交流会に参加した糸島の元アイドルの祐子さんから今回種を分けて頂き、さらに種まきのご指導にまで来て頂きました。また種まき前には芥屋かぶの継承に15年間ほど取り組む「芥屋かぶを楽しむ会」の東紀子さんにお電話口にてアドバイスと温かいお言葉を頂きました。

・「芥屋かぶ」とは

1738年に福岡藩から幕府へ献上された『筑前国産物帳』にも記載されている「芥屋かぶ」は、少なくとも300年近い歴史があるようです。砂地の芥屋の地で、玄界灘から吹き付ける寒風を受けて育つもので、現在でも地元の人々の手により毎年種が採取され、地元の伝統野菜として守り継がれています。鮮やかな赤紫の色が目をひく「芥屋かぶ」は、上半分が赤紫色で中身は白色、柔らかい肉質で地元の人に昔から親しまれているかぶです。

このかぶが栽培されているのは、福岡の中でも、ここ糸島市志摩芥屋地域だけ!
生産者がこの赤紫色に魅せられて、志摩芥屋地域外で栽培してみたのですが、芥屋以外では、同じように育ってくれないのだとか。

「芥屋かぶ」は20世紀に「消えゆこうとしている在来種」の一つです。 20世紀になり世界にある種子の94%が消滅していく中で、植物の多様性を守っていかなければなりません。

SLOWLIFEの畑では伝統的な作物を引き継いでいき種を保存することに協力をする活動をしています。種まきは特に器具などは使わずに拳と掌だけを使い、少しだけ窪ませた土の上に種を5粒ずつほど播いていき、土を優しく上にかぶせます。何より大事なのは今日まで守られてきた伝統と守ってきた人々を思い、愛情を込めて種を播いていくことでした。祐子さんは種に向かって投げキッスをしていました。ただ気づくいた時には私たちまで一緒になってしてしまいました。

とにかく後は芽が出てきてくれるのを待つばかりです。素敵な芥屋かぶができますように。